発作

さて、ゴールデンウィークも前半が終わり・・・ハハは外出をしたくて仕方がありませんでしたが・・・許可が出るわけがなく・・・
5月2日にごんとチチが面会に来るのを楽しみにしていた、5月1日の深夜。その日は妙に暑くてなかなか寝付けず・・・仕方がないので、水枕を貰おうと思ってました。同じ病室のよく水枕を使ってるYさんに昼間「水枕したら寝れる?」ときくと「ひんやりして寝れるよ!」ということだったので、使ってみることにしました。
一応、熱なんか測ってみようと、計ってみると36.8度。ハハにしたら高い方。で、ナースコールを押して看護師さんを呼ぶことに・・・看護師さん(以下か)「どうしたん?」ハハ(以下ハ)「ちょっと微熱。水枕欲しいねんけど?」か「えっ?ちょっと待ってて!」と慌てて何処かへ行ってしまいました・・・ハハは「みずまくら・・・」と呟きながら待っていると、ベテランの看護師さんがやってきて、か「しんどい?大丈夫?血圧はかって、採血して、レントゲン撮るね〜」は「みずまくら・・・」か「後で!」は「別にしんどくはないんやけど・・・」か「はいはい」(と血圧を測って・・・)か「個室いこか?」は「みずまくら・・・は?」か「個室行ってからね!個室はクーラー着いてるし。とりあえず、マクラとクッションと点滴もって着いてきてね〜」は「こ・・・個室???いや・・・みず・・・」か「行こうか!」ということで個室に移ることに。か「明日にはまた戻れるからね〜」は「水枕が欲しいだけやねんけど・・・」か「持ってくるね〜」と看護師さんは出て行ってしまいました。でも、個室はクーラーが着いてて涼しくてなかなか過ごしやすい!で、入った個室はごんの時に入った同じ部屋。で、ハハはベットに横たわって水枕を待ってると・・・やって来ました!採血が・・・って!か「とりあえず、血だけ取らせてね!」ということで採血をして、ようやく念願の馬頭マクラを貰うことができ、そのまま夢の世界へ・・・
次の日、朝、看護師さんがやってきて「部屋戻る?」と。ハハは、個室の涼しさに「このまま、ここにおってもいい?」と聞くと「いいよ!じゃあ、荷物持ってくるね!」と、朝から引越しをしてました。この日は、ゴールデンウィークの間の平日。ということで、先生もこられてました。先生が病室にやってきて「もう、個室に移ったん?」は「うん!」せ「元気?」は「元気やで〜」せ「あと一週間もちそう?」は「大丈夫ちゃう?」せ「ふ〜ん・・・がんばってね〜」といって出て行きました。で、朝の担当の看護師さんがきて「しんどそうやけど?大丈夫?」は「大丈夫やで〜今日は、ごん来るねん!」と、朝からごんが来るのを楽しみにしてました。しかし、会う看護師さん看護師さんみんなが、ハハの顔を見ると「しんどそうやけど・・・大丈夫?」と聞いてくるではないですか!ハハは、全然大丈夫だったので「みんな聞いてくるな〜大丈夫やで〜」といつも通り過ごしていました。お昼になって、チチと食堂に昼ごはんを食べに行くつもりにしてたハハは、少しだけお昼に手をつけてチチを待ってました。実は、今回は妊娠後半になってもつわりがあり、なかなか病院食が食べれなかったのでした。で、チチとごんがやってきて・・・行こうかと思ってると、先にごんのミルクを済ませてしまうことに。そして、その間にハハはもう一本の点滴をすることに。ごんがミルクの間、ごんのことを知ってる看護師さんがごんに会いに来てくれて、みんなでしゃべってました。その日、妙に喉が渇くハハは自販機でジュースを買って飲むことに。汗がどんどん出てきて・・・気持ちが悪くなってきました。で、お手洗いに行くことに・・・お手洗いで、心電図のモニターが取れてるのを発見!で、なんかがおかしい・・・で、様子を見に来てくれた看護師さんに「モニター見てきてくれへん?」と頼んだハハ。手を洗って、ロビーに戻ろうとした時に、モニターを見に行った看護師さんが血相変えてやってきた。「えらい事になってる!部屋戻って!」と奥から、先生も出てきて「主治医すぐ呼んで!救命カートも出して!早く!」と大慌て。まだまだ、大丈夫なハハは、「え〜大丈夫やで〜」と言っていたのですが・・・実はこのとき、ハハの脈拍は200を越えて心房細動という発作を起こしてたのでした。
で、主治医の先生がやってきて、「すぐに不整脈の先生呼んで!」と大騒ぎの様子。血圧計ってくれた新人の看護師さんは、血圧が計れなくて・・・何処かへ行ってしまいました・・・大きなモニターが運ばれ、ハハは酸素マスクをすることに・・・最初は「これきら〜い!」といって、大袈裟な状態になっていってるのに、全然平気なハハでしたが・・・そのうち、手足がしびれてきて、心臓が痛くなってきた!横においてるモニターはスゴイ数値になってきて、ふと見ると病棟の看護師さんがほとんど集まってきてる!で、だんだんしんどくなってきた!胸が苦しい、手足はしびれて痛くなってきて・・・痛くて涙が出てきた!しかし、意識はしっかりしてるので横で、先生が話してる声はしっかり聞こえてる。このときにいた看護師さん曰く「だんだん青白くなって、手足が冷たくなってきて、ホンマに死ぬかと思った!」らしい。「大きく息をして!」と先生はいってるが、それがなかなか難しいのよね〜両手両足看護師さんに擦ってもらいながら「頑張って!大きく息して!上手い上手い!頑張って!」と声を掛けてもらってるけど・・・かなり苦しかった・・・「もう(赤ちゃん)出してもいい時期ですけど・・・」ハハは、苦しいながらも「今日、出産するのか?」と思いつつ、苦しんでたのでした〜途中、チチがやってきたが・・・とんでもない状態になってたのですぐに出て行った・・・チチも、ただ事じゃないと思ったらしく、携帯電話を取りに行って、何かあったらすぐ連絡できるように準備してたらしい。新たに点滴を追加に・・・それも手の甲から・・・手の甲からの点滴が大嫌いなはづハハは、苦しいながらも「やめて・・・そこは・・・」と心の中で叫んでた!しばらくすると、ハハも落ち着いて、発作もなんとかおさまった。で、結局来週まで赤ちゃんはお腹の中に置いとくことに。酸素マスクを外して、点滴も取れて起き上がれるようになったハハは「あ〜しんどかった!」
とりあえず、病棟中を巻き込んでの大騒ぎでした!病室の外には、電気ショックも置いてあったらしく、いつでも登場できる状態になってたらしい。その日は、先生も帰る時に病室を覗きにやってきてくれました。その後、出産までベット上安静になってしまったのでした。しかし・・・看護師さんに頼んで一度お風呂に入ったりしてたはづハハ。その後は、お風呂も禁止になってしまいましたが・・・とりあえず、お手洗い以外は病室から出れなくなってしまったのでした〜


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